高齢者の方が、生活を送るためにご利用できる施設は、➀『公的機関の関与がある施設』と、②民間企業が運営する「民間施設」と大きく二つに分けられます。
さらに、➀『公的機関の関与がある施設』については、1.特別養護老人ホーム、2.養護老人ホーム、3.介護老人保健施設 、4.介護医療院、5.ケアハウス(一般形)、6.ケアハウス(介護型)、7.グループホーム(認知症対応型共同生活介護)の7種類、②民間企業が運営する「民間施設」については、1.介護付き有料老人ホーム、2.住宅型有料老人ホーム、3.健康型有料老人ホーム、4.サービス付き高齢者向け住宅、5.高齢者向け分譲マンションの5種類に大別されます。
それぞれの施設の特徴・利用する際のメリット、デメリット等について、述べさせていただきます。
社会福祉の視点から、介護度の重い方や低所得者の保護と支援に重点が置かれています。
国の補助金を受けて設立されていることから「民間施設」よりも費用を安く抑えられるというメリットがあります。
そのため、人気もあり直ぐに空きがなく、入居待ちが長いという、デメリットもあります。
民間企業が運営する「民間施設」は、利用される高齢者のニーズを満たすことに重点が置かれ、各施設で特色をだすために、多様なサービスが提供されています。
「公的施設」に比べると費用は高めになりますが、身体の状態にあわせて幅広い対応が可能であったり、サービスが充実し、快適な生活が送れるというメリットがあります。